この契約書に印鑑は押させません!
2021年10月07日
これは先日行った契約当日の話です。
その契約は、店舗・事務所としてお使いになる
事業用の5年定期借家契約(再契約型)になります。
重要事項説明書を読み合わせ、
次に契約書の読み合わせを行いました。
最後に、一般的な契約書には書かれていない、
今回のお客様とオーナー様とだけの独自の取り決め、
特約条項を読み合わせ、終わりました。
正直、契約書の条項には特段特別なものはございませんので、
お客様にも特に特約条項が大切になってくる旨を初めにお伝えしました。
「何かわからないところ、説明が必要なところ等ございますか?」
いつものごとくお客様に尋ねると、
お客様は「そうですね~」
と何か考えられてるように感じました。
「納得いかないところがあれば、ここで綺麗にしておきたいので、
思ってること、考えていることを言ってください」
そういうと、お客様より正直に思っている言葉が発せられました。
それはなる程、と思わされるようなものでした。
これはお客様の不安を取り除く必要があるなと感じました。
このまま契約をするのは良くないなと思いました。
しかし、全てを取り除くことは出来ないかもしれないなとも思いました。
そして、どうするべきか考えました。
考えました。
考えました。
そして、、、
よし。
「今日はこの契約書に印鑑は押させません!
オーナー様にもお話をして、お互いがご納得いただけるよう考えますので、
再度、契約をやり直しましょう!」
と言ってしまいました。
オーナーさんにこの話をしたら
「え?」
ってなるでしょう。
お客さんも
「え?」
ってなってたし。
でも、納得して印鑑を押していただかないと後々トラブルになるんですよね。
ということで、再度、一週間後に契約をすることになりました。
と、何故こんな具体的に内容も書けないような話をしたのか。
それは、たまには「真面目に仕事をしてるんですよ」と
アピールをしたかったのかもしれません。
こんな契約もたまにはあるんですよとご紹介したかったのかもしれません。
いつものように笑いもない内容の、いや、いつもの文章でも笑う場所が見つからないかもしれませんが、
兎に角、今思うことは、
ご納得いただき、契約が無事に締結出来るよう頑張るぞ!
ということで、朝から散々だった一日のお話でした。
この一日の契約前にあった出来事はこちらから⇩