溝口6丁目新築戸建 現地販売会での出来事
2020年06月14日
ここに1本の缶コーヒーが置いてある。
これは昨日、今日と行った現地販売会の斜め向かいに住んでいるおばあさん(以下、甲とする)から頂いたものだ。
先日、私(以下、乙とする)が物件の写真を撮りに来た際に少し物件についてと世間話をさせていただいた。
そして昨日、
甲:「どうしていいかわからなくて、ちょっと見てもらえる?」
と近づいてこられた。
乙:「どうしました?」
甲:「昨日の留守中に配達に来たみたいなんだけど、この紙が入ってて」
乙:「・・・不在表ですね。」
甲:「電話番号が一杯書いてあって、どこに電話すればいいかわからないのよ」
乙:「家の固定電話からだとここに。携帯からだとここにかければいいですよ。携帯だと通話料がかかるみたいですね」
甲:「聞きづらいし、この携帯使ってかけてもらえる?」
乙:「僕がですか!?・・はい、まぁいいですよ」
ということで、乙は甲にご都合のよい日時をお聞きし、電話をかけた。
そして、今日。
甲:「昨日はありがとね。時間ピッタリに来たわ。」
乙:「それは良かったですね。」
と、事前に甲が買って来て下さった缶コーヒーを乙はいただいた。
そして、
甲:「それでね、ちょっとこっちに来て欲しいんだけど」
乙:「はい、どうしました?」
乙は甲のあとをついて家の門の前に行くと、昨日までは付いていた門扉が片方外れていた。
甲:「どうもトラックがバックした時に、当たってそのまま逃げていったみたいで」
乙:「それはひどい話ですね。」
甲:「こんなのをやる仕事じゃないのは分かってるんだけど、このままじゃあれだから、付けれないかしら?」
乙:「ん~、どうですかね?やってみましょうか」
外れた門扉を良く見ると、それ程変形はしていない。
これなら付けられるだろう・・・
と、乙は甲の家の門扉を手に取り、蝶番の雄、雌を見事、合わせることに成功した。
甲:「あ~、良かった。こんな頼みごとを聞いてくれてありがとね」
乙:「いえいえ、付いて良かったですよ」
とここで、あることに気付く。
そうか、あの缶コーヒーは昨日のお礼と、今日のお願いごとから乙を逃がさない為のものだったのか。
まさに、1缶2役である。
不動産屋ではなく、便利屋となってしまいましたが、
こんな誰にでも出来る簡単なことが、自分たちでは出来ず、また身近に頼む人もいない、
そんな方たちが増えているんだな~と改めて実感させられました。
ところで、
現地販売会の斜め向かいに住んでいるおばあさん⇒甲、
これはすごく便利だと感じましたが、
私⇒乙、、、、、
これは必要なくなーい!?
逆にわかり辛い!!
(書いてる本人も途中からこんがらがってきました)